養蜂家の仕事とは
はちみつを採るためには一つの巣箱に働き蜂が2万匹以上必要になります。その為養蜂家は越冬明け数千匹の働き蜂を、春までに数万匹になるよう管理して増やしていきます。そして蜜が入ってきたら、養蜂家は巣に貯まったはちみつが十分な糖度であることを確認して採蜜をはじめます。採蜜は遠心分離機を利用し巣からはちみつを振り出します。それを何度も丁寧に裏ごしし、容器に入れたら皆様にお届けするはちみつの出来上がりです。
移動型養蜂
当社は移動型養蜂を営んでおり、花を求めて北上し、その場所場所の極上のはちみつを新鮮なうちに皆様にお届けするよう心がけております。
各産地の特徴
- 西尾市
- 幸田町
- 犬山市
愛知県 西尾市
期間:3月下旬~5月下旬
びーはいぶの採蜜はここ西尾市から始まります。西尾で採れるはちみつは菜の花などの春の花々や山桜から始まり、椎や柿など色んな花の蜜が入った百花蜜です。また西尾市から花粉交配用として使われるミツバチが全国へ旅立っていきます。
採れるはちみつの種類
- 特上百花
- 上百花
特徴
西尾のはちみつは様々な花の蜜が入っているため風味、コク共に良く、そのままでももちろん、梅や金柑などを漬けるにも最適です。
愛知県 幸田町
期間:4月上旬~5月下旬
幸田町は果樹の産地であるため、柿やミカンなど風味の良い上質なはちみつが採れます。
また春には山桜も採れることがあります。
採れるはちみつの種類
- 特上百花
(みかん) - 上百花
特徴
ミカンのはちみつには柑橘系の風味がそのまま現れています。はちみつレモンジュースなどを作るのにオススメです。
愛知県 犬山市
期間:4月上旬~5月中旬
入鹿池の畔の自然豊かな場所にミツバチを運んでいきます。そこで採れる山桜とアカシアのはちみつはとても味わい深いものになります。
採れるはちみつの種類
- アカシア
- 特上百花
- 上百花
特徴
犬山で採れるアカシアは数量が少ないため、取り扱い店舗様のみの販売となっております。
福島県
期間:4月下旬~5月上旬
福島県へは花粉交配用としてミツバチを持っていきます。行先は福島市飯坂町です。福島県は日本屈指の果樹王国であり、その中でびーはいぶのミツバチはりんごの花粉交配役として活躍しております。花粉交配と同時にりんごのはちみつを集めてくれます。
採れるはちみつの種類
- 特上百花
(りんご)
特徴
りんご蜜はフルーティーな風味があり、そのままでももちろん、フルーツ類とも相性がいいです。
新潟県
期間:5月中旬~6月上旬
移動先は新潟県村上市(旧岩船郡朝日村)になります。ここでは栃の木のはちみつを採っております。未だ原生林の残っている連峰の標高250mほどの場所にミツバチを運び込み、そこで採れる栃のはちみつは極上の一品です。
採れるはちみつの種類
- トチ
特徴
とち蜜は特有の香りと若干の酸味があり、トーストなどに塗っても美味しく召し上がれます。
岩手県
期間:6月上旬~中旬
移動先は岩手県八幡平市と岩手町になります。この場所は岩手山の山麓であり、雄大な自然の中で採れるアカシア蜜は、味、糖度ともに高品質なものになります。
採れるはちみつの種類
- アカシア
特徴
八幡平のアカシアの木は、毎年良質な花を付ける傾向があり、安定した収穫を得ることができます。
秋田県
期間:6月中旬~6月下旬
移動先は秋田県大館市になります。ここは日本でも有数のアカシアの産地です。見渡す限りアカシアの山々の中、そこで採れるアカシア蜜は非常に純度の高い良質なものになります。
採れるはちみつの種類
- アカシア
特徴
アカシア蜜はクセが無くさっぱりとした味で、様々な料理にも合います。結晶しにくいのも特徴です。
北海道
期間:6月中旬~8月下旬
上川郡和寒町を拠点として、比布町、鷹栖町、旭川市江丹別町、美瑛町と広範囲にわたり、アカシア、アザミ、キハダ、シナ、ソバなど大自然の中で様々なはちみつが採れます。
採れるはちみつの種類
- アカシア
- 特上百花
(キハダ・アザミ) - 百花
(ソバ)
特徴
ソバ蜜は特有の風味と黒砂糖のようなコクがあるのが特徴です。
はちみつ
はちみつとはミツバチが花の蜜を採集し、体内でブドウ糖と果糖に変えて巣に貯蔵したものをいいます。糖度は約80度あり、その中にビタミンやミネラル類も含んでいます。
はちみつは体内への吸収が早く、すぐにエネルギーに変えてくれます。
ミツバチが一生かけて集めるはちみつはティースプーン1杯と言われています。この大切なはちみつをびーはいぶでは1箱1箱丁寧に採取し、風味豊かな新鮮なはちみつをお客様に提供しております。
ミツバチの社会
ミツバチは社会性昆虫です。ひとつの群れに女王蜂1匹、働き蜂数万匹、雄蜂数パーセントで構成されています。それぞれ役割が決まっていて、女王蜂はひたすら卵を産み(1日2000個程)、働き蜂は年功序列で内勤(ハウスキーパー、育児)から外勤(はちみつや花粉の採集)へ仕事が変化していきます。雄蜂は女王蜂と交尾し子孫を絶やさない役割があります。働き蜂の寿命が最盛期で約40日に対して女王蜂は数年生きることができます。
花粉交配
ミツバチは私たちにはちみつを提供してくれる以外にもう一つ大切な役割を担っています。それが花粉交配です。ミツバチが花からはちみつや花粉を採集すると、雄しべの花粉が雌しべに接触し種子や実を付けていきます。非常によくできた自然界の仕組みです。この仕組みを農業に生かし、私たちの食料に多大な貢献をしてくれています。
ミツバチで受粉させている主な果物と野菜
- びーはいぶで行っている花粉交配
- いちご、梨、りんご、姫りんご、ブルーベリー、メロン、かぼちゃ、ソバ
- その他ミツバチを利用している花粉交配
- 柿、桃、サクランボ、マンゴー、スイカ、野菜の種子全般