SDGs -

ミツバチが教えてくれる大切なこと

ミツバチはSDGsの鏡

小さなミツバチは私達の健康はもちろん、環境活動もしっかりとこなす働きもの。ミツバチが一生かけて集めるはちみつは、わずかティースプーン1杯ほど。まず、ミツバチの集めるはちみつにはビタミンやミネラルが含まれており体内の吸収が早いので、すぐにエネルギーに変えることができます。つまり私たちの身体にとっても良い、まさにスーパーフードの元祖だと言えます。ミツバチたちは花蜜を集めるついでに花粉交配というお仕事もこなします。ミツバチが花からはちみつや花粉を採集すると、雄しべの花粉が雌しべに接触し種子や実を付けるという仕組みです。こうして植物がまた花を咲かせたり成長したりします。植物は光合成によりCO2(二酸化炭素)の吸収もしてくれます。
このようにミツバチははちみつを集めるだけではなく、その活動によってCO2削減の一助を担い、さらに来年も採蜜できるようにする仕組みまで作っているサスティナブルな昆虫であるといえるでしょう。
『養蜂』とはそんなミツバチたちを飼育するまさにSDGsにも繋がる仕事とも言えるでしょう。

びーはいぶとミツバチの旅

びーはいぶの養蜂方法は移動型養蜂。その時期に花を咲かせている植物や果樹をもとめ、北へ北へと異動して養蜂することで旬なはちみつを採蜜することができます。スタート地点はここ西尾。花粉交配用として使われるミツバチが西尾から新潟や秋田、岩手など豊かな土地の花蜜を求めて北へと旅立っていきます。養蜂家は越冬明け数千匹の働き蜂を、春までに数万匹になるよう管理して増やし、蜜が入ってきたら巣に貯まったはちみつが十分な糖度であることを確認して採蜜をはじめます。採蜜は遠心分離機を利用し巣からはちみつを振り出します。それを何度も丁寧に裏ごしし、容器に入れたら貴重な国産のフレッシュなはちみつの出来上がりです。

今後の展望 ~環境保全が安全な食に繋がる~

「私たちは本物のはちみつを手間ひまかけて作り続けています。そこには、はちみつ本来の味を知ってほしいという想いがあります。ミツバチたちは環境にいい場所をよく知っています。私たちはこれを守っていかなくてはなりません。皆さん一人ひとりが植物の成り立ちを知って、環境について考えると、それは環境保全に繋がると思います。ミツバチが教えてくれる大切なことを私達は繋いで伝えていきたい」
このような想いでびーはいぶは養蜂にこだわり国産のはちみつを作り続けています。また、次世代に伝え興味を持って貰えるように地元の中学生を招いて工場見学なども行っています。ミツバチが美味しいはちみつを集めるにはやはり環境は必要不可欠。私たち一人ひとりが身近な環境に目を向けることで、安全で美味しい食べ物を口にすることができます。

びーはいぶのSDGs達成に向けての取り組み

3. すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

『はちみつ』は無添加で安全、ビタミンやミネラルを多く含み体内への吸収も早く健康な体づくりにも欠かせない食品です。さらに『ローヤルゼリー』はタンパク質、糖質、脂質の他にビタミン類、アミノ酸など多種の栄養素が含まれており、すぐれた栄養補助食品と言われております。当社はそんな皆様が健康へと繋がる商品を自社で丁寧に製造しております。

4. 質の高い教育をみんなに

すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

地元中学校の職場体験を受け入れ子供たちに『養蜂』の事、『はちみつ』ができるまでの事などを実際の作業現場などを見て学習してもらう機会を作っています。

5. ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

当社の従業員の男女比率は男性:女性(6:4)という割合です。性別に関係なく活躍できる職場づくりを行っております。

13. 気候変動に具体的な対策を

気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

植物の多くはミツバチの働きなどによって受粉し栽培されたり、成長しています。植物の成長はCO2(二酸化炭素)を吸収し、地球温暖化防止にも繋がります。つまりその重要な働きをしてくれる『ミツバチ』を育てる『養蜂』自体が環境保全に繋がる活動といえると思います。

15. 陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

養蜂によるミツバチの活動で植物が成長していく事が、陸の豊かさを守ることにも繋がっていきます。

17. パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

当社は『移動型養蜂』を営んでおり、日本全国の一番よい花を求めて北へ移動し、その場所場所で極上のはちみつを製造し、お客様へ新鮮なうちに届ける事を心がけています。その為には、その土地、その地域の方々とのパートナー連携があってこそできる事だと考えております。